すまいこらむ再開

すまいこらむをこの一年半、休んでいました。特別な理由はありませんがFBやtwitterなどを利用する回数が増えてしまった為と思います。改めて、私のブログである『すまいこらむ』に向き合う必要があると思い再開することにしました。
このブログは、私の住まいに対する考えや感じたことを書いてきました。これからも同じようにしていきたいと考えています。
日本人の住まいとは?日本人の暮らしとは?という疑問を真摯に受け止め考えていきたいと思います。

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# by sumaikobo | 2015-06-23 16:33 | 住まい

土蔵を活かそう

土蔵を活かすことを考えてみませんか?土蔵はその昔、暮らしを間接的に支える建築として重要な役割を果たしてきました。しかし、現代の日本においてはその役割を終えひっそりと存在しているだけになってしまいました。土蔵の良さを挙げれば、その断熱性や気密性、防火性が挙げられますがその他にも耐震性やシンプルな空間構成などたくさんあります。私自身、過去から現在まで本格的な住まいや店舗、趣味の空間などに再生すべく設計してきました。とても落ち着いた空間が出来上がります。洋風化された現代の日本人のライフスタイルにもうまく適用できるポテンシャルを持っています。でも、多くの土蔵所有者はその事に気付いていません。それが、残念でなりません。土蔵の厚い壁は、一年を通じて気温の変化が少なく、防音性能も高いと思います。これを活かさない手はありません。私は、前々から仕事を通じて、土蔵の素晴らしさを身を持って体験してきました。今年は、土蔵活用に関するプロジェクトを立ち上げ多くの方々に訴えていきたいと考えています。是非、情報をお寄せください。
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# by sumaikobo | 2013-01-02 17:20 | 古民家

建築のテーマとしての「伝統とモダン」

「伝統とモダン」は、私の建築設計におけるテーマでありコンセプトである。国語辞典によれば「伝統」とは、①系統、血筋を受け伝えること。②前代から受け継がれた先人の経験、事業など、その社会の風習となって、さらにまた後人に強い影響を与えるもの。とある。これを建築に当てはめてみると、日本(和風)建築や木造建築が該当すると思われる。また「モダン」とは、近代的。現代ふう。とある。つまり、工業製品や新技術で造られた建築と言える。さて、どちらも建築のテーマやコンセプトとして考えた場合に大切にしなければならないと思うのである。世界は、グローバル化の流れの中にある現在、より国際的な建築を目指すことはつまりモダンな建築を目指すことであるという考え方が支配的になることもわからないでもない。しかし、ここで日本という国や日本人としての歴史や文化を軽んじて良いのかという疑問もわき起こる。建築における日本建築や木造建築はまさしく日本や日本人が長い時間をかけて造り上げ、伝えてきたものである。ここに見られる、精神や技術、好みなどを現代の日本人として敬意を表さなければならないと思うのである。しかし、一方では材料や技術の進歩も目覚ましく無視することも出来ない。そこで、私は「伝統」というものを大切にしながら「モダン」の要素をうまく取り入れながら建築に取り組むことが重要であると考え、私の建築のテーマとしているのである。
その事を理解して私の建築を見てもらうと嬉しい限りである。
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# by sumaikobo | 2012-05-14 16:17 | 住まい

スクラップエコノミーから考える住まい

「スクラップエコノミー」〜なぜ、いつまでも経済規模に見合った豊かさを手にいれられないのだ〜石渡正佳著という本を興味深く読みました。2005年に出版されたので既に6年が経っていますが、昨年の東日本大震災や原発事故から1年、日本という国の今後を考える上にも大変、示唆にとんだ内容であると思います。現在、我が国の住宅使用平均年数は26年、木造の法的耐用年数は、20年。諸外国に比して著しく低い年数である。そして、完成した時からその価値は70%となり数年で50%を切り10年〜15年でゼロになってしまう。まるで車と同じ耐久消費財である。アメリカの中古住宅の残存価値が85%を維持し、維持修繕を続けている住宅は価値が上がるという傾向とは大きな違いである。この事は、建築業界がスクラップビルドを繰り返すことで経済的に発展してきたことと無関係ではなく、金融も含め政策として戦後以降、ずっと続けられてきた。そして、私達は住環境の豊かさを享受出来ないまま、現在に至っている。相変わらず、低価格住宅メーカーが存在出来るのは日本特有の住宅事情があるからである。私自身は、降幡建築事務所在籍中に「民家の再生」に出会い、仕事をする中で常に疑問に思っていたことがある。それは何故、建築には増築を含め新築しかあり得ないのかということである。古くなった建築でも構造補強は改修を施しながら住み続けられるようにすることは一つの建築手法であり、認められなければならない。決して、新築が絶対的な建築価値を持つ唯一無二の手法ではないということである。しかし、このような考え方は建築界においては主流にはならなかった。つまり、スクラップエコノミーなのである。ストックをフロー化し減価償却を経済の柱にすることで経済を発展させる手法がこの国がとってきた政策なのである。それは、公共工事にもよく現われている。無駄な公共事業と言われるが、スクラップエコノミーの手法では当然、償却が終わった公共施設やインフラは新しくしなければならないのである。「住宅の寿命を現在の3倍にできれば、たとえ住む人が変わったとしても、私たちは生まれた家を死ぬまで見守ることができる。生家が残っていることによって、私たちは個人史と家族史をいつまでも取り戻すことが出来る。…そうした家族史や郷土史の価値を求めることを、多くの人がもはや最初から諦めてしまっており、それをないものねだりの非常識とすら見なすようになってしまったところに、日本が真の豊かさを手に入れることなく凋落してしまった原因がある。」住宅にも都市にも、その存在を記憶する人が住み、暮らしている。その記憶を大切に出来ない日本という国は、果たして本当に良い国なのだろうか?私達は、今そのことを震災復興を目指す東北のこれからの姿に確認できるのだろうか?立ち止まって考えなければならないと感じている。
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# by sumaikobo | 2012-03-15 14:27 | 住まい

住まい造り、ストック活用をどう考えるのか

増え続ける住宅のストック、地方都市では少子化や高齢化と共に親子間の事業継続(農業や商業など)も行われなくなっています。それに追い打ちをかけるような経済不振、雇用不安、収入格差など住まい造りを取り巻く環境は悪化の一途を辿っています。土日の2日間、長野市内での住宅展に来られた方の中にも実家の土地に新築したいけれども、既存の建物(主屋や土蔵など)が残っているので将来を考えると本当に新築するのが良いのか決断出来ないというお話をお聞きしました。
確かに、人口減少時代を迎えた日本では建築物の過剰状態が続き、今後も増加していくことは誰も否定できないと思います。
そこで、建築物ストックをどう活用していくのかということがこれからの住まい造りの重要なキーワードになってくると思います。
しかし、ストックを活用すると簡単に言いましてもその建築物の建築年による耐震性能上の問題、経年変化による内外装、設備、電気などの劣化や環境負荷の問題、暮らし方の変化による間取りや空間構成のミスマッチなど解決しなければならないことがあります。これらの改修が果たして可能か否か、また費用が莫大にかかるのではないかという疑問が湧きご自身で調べたり、相談することもままならないのが現状です。そのようなお悩みに答えるべく私自身は、H.P上にも掲載していますが「住まいの相談室」*無料、を週末の予約制で実施しています。
新築かストック活用か否かの判断は、総合的に判断しなければなりません。それには、信頼に足る相談者をさがすことが先決です。建築の世界では、まだまだ新築に対する指向が強く、ストック活用についてはマーケット規模も小さく、プレーヤーも少ないのが現状です。しかし、これからはストック活用の圧力が段々、高まっていくと思われますのでユーザー、専門家共々どのような方法が良いのか制度を含め整備していくようにしていかなければならないのではないでしょうか?
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# by sumaikobo | 2012-02-06 09:59 | 住まい

新年の決意

明けましておめでとうございます。2012年がスタートしました。私は4日から、支部長を務める長野県建築し事務所協会の役員の方々と官庁への挨拶回りと新年祝賀会への出席から仕事初めとなりました。昨年末には、工事中の「寿の家」が無事、上棟しました。また、昨秋から計画を進めていた住宅が2物件、実施設計に入ります。そんな、年頭に当たり新年の決意を考えてみました。昨年の3.11以降、建築設計に携わる者として様々な事を考えさせられました。原発事故や政治、経済の停滞など悪い事ばかりが続き、気持ちが何度もくじけそうになりました。
しかし、私も私の事務所も前へ進まなければどうしようもない事も事実です。
作家、半藤一利さんは3.11を「第2の敗戦」と表現しました。本当は「第3の維新」と思いたかったそうですが政治がリーダーシップを取れなかったため混乱ばかりが目立ってしまい「敗戦」という表現になったそうです。一方、服飾デザイナーの川久保玲さんは「ファッションで前に進む〜なんとなくの風潮に危惧し、1番を目指さないと」とポジティブな発言をしています。
私達は今、知らず知らずにネガティブな感覚ばかりが優先してしまう社会に生きています。様々な問題に対して現状を打破しようという意欲よりも、諦めが先行してしまい現状を維持することに汲々としています。地理、歴史学者のジャレド・ダイアモンドさんは社会を存続させる秘訣として「現実的であれ」と解きます。社会問題から目をそらし対策を怠れば社会は崩壊してしまうと。
私は、建築設計に携わる者として建築に関する様々な問題に向き合っていかなければならないと考えています。それは、大きな意味においてはこの国のかたちに関わってくると思います。
私も「建築で前に進む」ことをすることで社会的な役割を果たそうと考えます。
セオドア・ルーズベルトの「今いるところで、今持っているもので、あなたができることをやりなさい」という言葉の持つ意味を充分に噛み締めて今年一年、新たな「建築」を模索していきたいと思います。
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# by sumaikobo | 2012-01-07 16:01 | 住まい

「寿の家」建て方始まりました。

松本市の「寿の家」の建て方が始まりました。今日は、比較的あたたかな日よりで作業も順調です。
上棟式は、19日大安です。年末までに、筋かいを入れたり屋根工事を進めていく予定です。
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            冬の青空に木造建築が映えます。
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昭和の初めに建てられた既存建物を解体した際に抜き取り加工してもらった丸太梁
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着々と建て方は、進んでいます。
全体像は、明日にも現われてくるでしょう!
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# by sumaikobo | 2011-12-15 17:34 | 工事監理日記

地域材利用と補助制度について

全国的に地域産材の活用を促進するための補助制度がある。
内容は様々であるが、現金を補助するタイプと現物(木材)を支給するタイプに分かれている。
私個人としては、現物を支給する制度が良いと考えている。
何故かと言えば、現金を補助する制度には制限を設けて地域産材を使用する条件の他に他の建築的な条件が付加されており、結局はコストを押し上げ断念する申込者が多いからだ。
また、森林税の導入により間伐を進めているがその後利用が問題になっている現状を踏まえると、間伐で得られた木材の後利用として柱材などに加工し支給すれば良いと考えるからである。
長野県では、唐松の絶対量が多く悩みを抱えている。戦後の植林した唐松が、多くの山を覆い尽くし困っている。唐松の問題が解決出来なければその後の展望も開けないのではないだろうか?
私が代表を務める松本地域木材研究会でも、議論を深め県産材の活用を模索しているがとどのつまりは唐松の間伐と後利用に有効な手だてが打てなければ長期展望に立てないという理由から、唐松材を利用した住宅のプロトタイプを考案したが、なかなか普及しないのが現状である。
唐松のイメージがあまり良く無いことと梁や桁材で大きな断面を要望された場合、接着重ね梁などの2次加工が必要となり単価を押し上げる。すると、外材との価格差や使い易さなどで競争に負けてしまうのが現状である。
このような状況を踏まえると、間伐した唐松材を柱に加工して支給することで突破口を開けないかと考えている。
そこに木材のトレーサビリティ制度を加え実行すれば良い補助制度が生まれるではないかと思う。
地域で再生可能な材料としての木材を活用する事は21世紀に生きる日本人が真剣に考え、取り組まなければならない重要な問題であると思う。さて、皆さんはどう思われますか?
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# by sumaikobo | 2011-11-25 14:57 | 木材

「塩尻の離れ」もうすぐ完成

     5月から着工した「塩尻の離れ」がもうすぐ完成です。
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           同時に造園工事も進めています。
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   この建物は、住宅と離れと茶道の稽古場としても使われます。
   完成が待ち遠しい限りです。
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# by sumaikobo | 2011-09-24 13:45 | 工事監理日記

青木村ワイナリー竣工前検査

5月末完成を目指し、工事を進めていた青木村ワイナリー新築工事の竣工前検査を行いました。事務所からは、私と妻が出席。ハシバテクノスさんからは2名、設備、電気、大工さんたち各1名のメンバーで行いました。毎週打ち合わせを行っていましたので細かなところを中心に見て回ることにしました。午前中2時間をかけ入念に検査を実施、午後から建築主と共に確認と取り扱い方法の説明を行い午後4時終了しました。その後、残工事の確認および日程や提出書類について協議し竣工前検査完了です。皆さん、お疲れさまでした。建築主も大変、喜んでいただき嬉しい限りです。
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                外  観
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                 醸造場
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             ワイン保管庫と貯蔵庫
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             管理部分の廊下と応接室
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       試験室の木製キッチン、「フジキ」という種類の木を使用。


この後は、行政の検査を受け引き渡しです。7月からは醸造関係の機械設備を設置し、醸造免許の最終検査を受ける予定です。
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# by sumaikobo | 2011-05-28 18:30 | 工事監理日記

青木村ワイナリー新築工事終盤へ

5月末完成を目指し、工事はいよいよ終盤に突入です。ワイナリーと併せてショップの工事も進んでいます。
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              『 ワイナリー全景』
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               『ショップ外観』
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           ショップ内部、床は使い古した足場板
           カウンター周りは、アンティークスノーフェンス(USA)

信州の遅い春も、ようやく本番を向かえ葡萄畑の作業も本格的になってきました。後1ヶ月半、頑張ろうと思います。
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# by sumaikobo | 2011-04-16 10:44 | 工事監理日記

店舗内装工事進む

地元、塩尻の店舗内装工事が順調に進んでいる。事務所から歩いていける距離であるという事と工期が短いので現場の行く機会が多くなっている。現在、造作中であるが同時に仕上も行っている。店舗内装工事では特別なことではない。
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              腰板、塗装中。
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              腰板、取付中。
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              カウンター周りも後わずか。

店舗内の壁は、しっくいのうす塗りなので左官職人が来る。家具は中央民芸、以前から使用していたものを修理し、リメイクしている。今月末中旬完成予定。オープンは5月初めの予定。
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# by sumaikobo | 2011-04-12 18:20 | 工事監理日記

アンティーク家具の魅力

青木村のワイナリー新築プロジェクトでは、別敷地にショップも併設する。そこにレイアウトする家具を見せていただいた。フランスの紡績工場で使われていたもので、所謂アンティーク家具である。修理しなければならない箇所もあるがいずれも、魅力的なばかりである。有賀建具さんに相談して修理してもらおうと考えている。ハシバの古材センターで修理に使う古材を探そうと考えている。いずれにしてもオープンが待ちどうしい限りである。b0142593_14505670.jpg
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# by sumaikobo | 2011-03-30 14:58 | プロジェクト

青木村ワイナリー上棟

先月後半から、建て方が始まり上棟しました。工場検査では随分大きく見えた集成材梁も高い所に取り付けられると見事に、バランスを保ったサイズに見えてしまうのが不思議なくらいです。
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           醸造場内部見返しです。梁間は9.1M
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              美しい小屋組です。
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             ワイン貯蔵庫は登り梁です。
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# by sumaikobo | 2011-02-14 11:58 | 工事監理日記

青木村ワイナリーいよいよ建て方

ワイナリーの基礎工事が昨年から今年にかけてようやく完了の予定。
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いよいよ、今月下旬には建て方になりそうです。現場は雪も少なく、寒いですが条件的には恵まれています。木曜日、集成材梁の材料検査に上田の川西木材さんに行ってきました。
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          150 X 500 、L9.100ベイマツの集成材です。
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# by sumaikobo | 2011-01-15 09:26 | 工事監理日記